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ゾイドジェネシス第43話「鍵」 | 投稿するにはまず登録を |
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| 投稿者 | スレッド |
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| Samson | 投稿日時: 2006-2-10 13:32 |
Not too shy to talk ![]() ![]() 登録日: 2005-7-17 居住地: 東京都江東区 投稿: 36 |
Re: ゾイドジェネシス第43話「鍵」 「いいか、テレビのアニメの作画には文句をつけちゃいかんぞ〜」
――と、高校時代、マンガ・アニメーション研究同好会の先輩に教え込まれて育った私ではありますが、今回はいくらなんでもひどすぎました。 前にもひどい作画の回はありましたが、今回は、いくらなんでもこれは――というシロモノ。 これをなんとか脚本でフォローしている有様(それでも本来の顧客層にとっては、退屈極まりないものになっている可能性大)。その脚本もこなれてきているとはいえ、ちょっと演出的に不満の点もちらほら。っていうか、演出陣と脚本陣でお互いの作品に対する意思の疎通が図られているんですかね?とまで思った次第。 ここまで、現場が破綻している様を垣間見られる(現に今もスタジオは、パニックになっているのだろう。眼に浮かぶようだ……)作品を見せられる、視聴者――一応、ここではマニア、としておこうか――は、たまったものではないでしょう。 このような状態の作品を提供せざる得ない現場の状況が、長年にわたり問題視され、それが改善される兆しが殆ど見られない中にあって、「我が国の主要産業の一つ」と認定し、国策として産業育成に乗り出しているJETROのみなさんは、一体どこを見て感じて、モノを考えているのか、筆者にしてみれば、ちゃんちゃら可笑しいというか、苦笑を禁じ得ません。 閑話休題―― それでも、今回のお話は、色々と示唆に富んでいて、書くところが多いですね。それはそれでこちらとしては、視聴しがいがあるというものですが。 今回は、一種の青春群像劇の趣を持った話といえるのでしょうか? その中にあって、武帝ジーンとフェルミ姐のシーンは、とにかく異質。一瞬、Vシネマかと思ってしまいましたよ(爆)。この辺りは、良くも悪くも意欲的な演出である、と評価しておきます。 それが結果として、ルージ君とコトナ姉さんの、僅かに純真なる打算(何か矛盾する表現かと思いますけど、他に良い表現がみつからない……)が入っていながらも、あまりに不器用で痛々しいまでの優しさに満ちた、若い二人の語らいを際立たせる効果を持っていたと思います。 そして、他人と深く関わることを避けてきた少女が、恐らく初めて、他人に心を開いた瞬間でもあるわけで、本筋とは離れていますが、「人間ドラマ」としてのこの作品においては、重要なシーンであると云えるでしょう。 ただ、ジェットコースタードラマといってよい、このシリーズを、初期の頃から見ていない人たちにとってみれば、ルージ君が目的のためなら女心をも利用する、ちょっとタチの悪い少年に見えないこともないわけで、この辺に演出の悪さが滲み出ていて、ちょっと不愉快でした。 ルージ君は、そんな奴じゃないでしょう>スタッフの皆様。 「ルージ君=他人への気遣い思いやりにあふれる少年」という情報を事前にインプットにされていないと、ルージ君のセリフは、もはや小悪党の世界。 ある程度、トシを重ねた人間がフォローすれば、結婚というフレーズに過剰反応して、パニックになっていたとも云えるんですけどね。もうちょっと、脚本に一工夫あっても良かったんじゃないでしょうか? ただ、映像表現として、赤面する二人というのが、心境を物語ってくれているのが救いでしょう。 ぼちぼち思春期にさしかかるルージ君、なんだかんだ云ってコトナ姉さんを異性として意識しているんだなあ、と。 昔の作品なら、どちらかといえば、コトナ姉さんは、むしろフェルミ的性格で、主人公をからかって面白がるだけ、みたいなキャラクターとなっていて、それにあたふたして引きまくる主人公――というパターンで人間関係が進行していくのでしょうが、結果的にディガルドとの戦いに引きずりこんでしまったわずかな罪悪感であったり、自分に優しく、それでいて常に真剣に接してくれることの喜び、素直な好意や憧れが、この作品における特筆すべき部分、いわゆる「コトルー描写」を生んでいったのだと思います。 ロン先生に、「コトナと結婚してくれないか」と云われた瞬間から、比較的知識先行型、それでいてなんでも背負ってしまう傾向にある生真面目な13歳の少年の頭には、年上の奥さんとの結婚生活の想像がうずまいて、膨らんでいったことでしょう? 復興が叶ったとして、やっぱりミロード村は田舎だし、コトナさんとうちの家族、それに他の村の人達とも上手くいくかなあ……いや、上手くいくようにオレが心を砕かなきゃいけないよな。 コトナさんだって、やりたいことがあるだろうから、オレも家事を手伝わなきゃマズいかな?ミィにコキ使われていたから、家事は一通り覚えたし。 あ、教師になるための勉強って、他の町に行かないといけないよな、多分。その時は、一人村に残しておいても大丈夫かな……。 そのうち、教師としての仕事を終えて帰宅すると、コトナさんがいて、かわいい子供いて――え、子供? えーと、えーと……(赤面)、コトナさんに似てくれたらいいよね、父さん母さんも喜んでくれるかな? あああああ、そうだ、コトナさんにも、ご両親っているのかな?いたら、挨拶にいかないと、マズいんじゃないかな?その時の挨拶……どうしよう。どうしよう。 そもそも、コトナさんみたいな、かっこ良くてステキな女性とオレなんて釣り合うのかなー、コトナさん、オレなんかで本当にいいのかなぁ、あああああああああ、どうしたらいいんだ、オレは!? あのルージ君のことですから、これくらいのことは一瞬の間に考えているのではないか?と(笑)。 もっとも、異性に対する憧れ以上の感情が無かったら、もう少しあっさりと「ギルドラゴンを目覚めさせる為に必要だから――」と云っていた可能性が高いですけどね(これもまた、彼の真面目さゆえ)。 否、それ以前に、そもそもロン先生の提案を拒否していたか?それでも、最終的に説き伏せられている可能性大でしょうけど。 うーん、微妙といえば微妙だなぁ……。 あの様子だと、少なくともコトナ姉さんは、相当に本気の可能性が。 元々「彼についていこう」と腹を括っているフシはあったけど、あの時、彼女の身体に歓喜が電流のように流れていたんじゃないでしょうか?それは大袈裟にしても、普段、あれだけ冷静な人が、赤面してあたふたしませんよねえ(にやり)。 で、彼女もまたミロード村での生活を思い浮かべていたりして(笑)。 復興作業に勤しむルージ君にお弁当を持っていくとか。むしろルージ君以上に、なぜかルージパパ=ラージ氏が赤面しちゃうとか。 こういうところで、案外、コトナ姉さんもお子様な部分が垣間見えるわけで……。 だから、裏でロンが糸を引いていることを知った時は、内心、ショックと怒りでパニックになりかけていたのでは? 本当ならば、そこで取り付く島も無くなり、全てがいきなり御破算となってしまうはずなのですが、そうはならなかったのは、自分がルージ君に大切に思われている(じゃなかったら、パニック状態に近かったとはいえ、ただ利用するだけの相手に、ああいう緊張の仕方をして話を切り出したりしないでしょ?)、それは言い過ぎにしても、少なくとも年下のかわいい男の子に好かれていることが確認できたからかも知れませんね。 しかし、やっぱり、お互いのそういう秘めた感情を利用するのは、許せんですよね……。 ただ、コトナ姉さんの場合、自分がルージ君に抱いている感情を利用されようとしたことよりも、むしろルージ君を、いわば「ダシ」にしたことに怒りそうですよね。 というわけで、早ければアイアンロックの作戦の後、ロン先生はコトナ姉さんに借りを清算する(当然、闇金融並みの利子つきで――苦笑)ことになりそう。 その前に、影で脅しのひとつも入れてそう、しかもニコニコしながら刃物の一つ(レターオープナーとかスペツナズナイフ系希望――オイ)でもつきつけて「今度、ルージをダシにしたりしたら、その時は、覚悟は出来ているわね、ロン?」とか云って……(汗) 今まで、心を閉ざしがちだった少女の心を溶かしたのは、年下の少年。 うーん、青春だなあ……。 しかし、いわゆるコトルー描写って、プラトニックでイチャイチャというかラブラブというか、今までの少年少女向けアニメになく、突き抜けたものがありますよね……。 結婚とか恋愛云々は抜きにしても、ルージ君とコトナ姉さんを結び付けないことには事態は改善されないという計算があったのでしょう、いい加減、強かだな、ロン先生。 ここにきて、フェルミ姐の本国に対する背信行為が明らかになり、自分自身も命を狙われる立場になったことから、焦りも見え隠れしているような気がします。 今の彼にとって見れば、言い方は非常に悪いですが、ルージ君とコトナ姉さんは、自分の任務遂行の為の最も重要なパーツなんですね。 ルージ君の求婚に赤面しながらも、影で糸を引いていると気付いたコトナ姉さんもさすがですが。 恐らく、今のルージ君なら、ミィ様の平手打ちの意味が、完全とまではいかなくとも、ある程度は理解できていると思います。 やはり、ミィ様のルージ君へのジェラシーは、完全には消えてなかったのですね。 同時にミィ様は悟ったのでしょう。これまでも薄々と感じていたのかも知れませんが、 ルージの心は、決して自分だけの物ではない。 むしろ、コトナの方に心が向いているのかも知れない。 コトナ姉さんへのジェラシーもあるのでしょう。ミィ様自身、コトナ姉さんにどこか母性を感じているフシがあります。母親を早くに亡くしてしまったこともあって、本心では自分もお姉さんに甘えたい、というよりは母性愛に飢えているのでしょう。 その母性の部分をもルージ君に持っていかれがち……。 故に自らが理想とする母性を表現する対象として、銀ちゃん=ソウタのことを放っておけないとも云えるわけです。 でも、どうもコトナ姉さんが、ルージ君以外見えていないフシがあるのが……気に食わないというか、やっぱり悔しくて哀しいのではないでしょうか? そんな気持ちが小爆発を起こしてしまったのですね。 「謝らないで!」 というセリフは、自分を「置き去り」にしていたロン先生、ラ・カンの叔父さま、そしてルージ君とコトナ姉さんへの二人へのささやかな抵抗だったのでしょう。 ロン先生とガラガ兄ぃとの不思議な関係性の謎も少し解けた感。 運良くアイアンロックを飛び出したギルドラゴン発動の鍵たる少女、その少女の7つ年上であるにも関わらず、ぞっこん状態のゲリラの頭目。 ロン先生にとっては、実に僥倖といってよい、シチュエーションが展開されていたのですね。 これがガラガ兄ぃにくっついていた最大の理由でしょう。 ただ、途中で見捨てなかったのは、パーソナルな戦闘力だけではなく、状況を把握しきれないまでも理解を試みるだけの知性と精神性、親分肌と最低限の従順さを持った性格、これらが他のゲリラ連に比べると遥かに優秀だったことも、挙げておこうかと思います。 さらにロン先生には、恐るべき強運が続きます。 それが、ルージ・ファミロンの出現。 最初は、ムラサメ・ライガーにしか乗れない不思議な少年程度の認識で、これに鍵であるコトナ姉さんが、どうも気があるどころか、惚れているらしいということで、あわよくば上手く利用してやろうと思っていたのではないか、と思われます。いや、ひょっとしたら、ムラサメ・ライガーが何たるかも知っていた可能性もあります。 ところが、この少年には、搭乗ゾイドをエヴォルトさせる能力があることが判明します。さらにありがたいことに、ルージ君もコトナ姉さんに対して、それなりの感情を抱いているという状況が重なります。 この時、ロン先生、たとえ運命論者じゃないとしても、その運命の不思議さを思ったのではないでしょうか? 時は来た―― これまで緩やかに回っていたハズの運命の歯車が、とてつもなく速度を上げて回っています。 そして、次回、ギルドラゴンが離陸……。 ばっつグーーーンな展開(?)期待です。 |
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| 題名 | 投稿者 | 日時 |
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封神龍 | 2006-2-4 11:21 |
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キリト | 2006-2-5 9:19 |
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クレイジーホース | 2006-2-5 13:00 |
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fuden | 2006-2-7 1:20 |
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遊星 | 2006-2-9 0:11 |
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NOVO | 2006-2-9 1:08 |
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不眠猫 | 2006-2-10 8:35 |
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Samson | 2006-2-10 13:32 |
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北斗 | 2006-2-10 19:14 |
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