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     ゾイドジェネシス第36話「ほころび」
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投稿者 スレッド
封神龍
投稿日時: 2005-12-11 1:17
Webmaster
登録日: 2003-3-1
居住地: 東京都
投稿: 256
ゾイドジェネシス第36話「ほころび」
ゾイドジェネシス第36話「ほころび」の感想をどうぞ。

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クレイジーホース
投稿日時: 2005-12-11 11:04
Home away from home
登録日: 2004-7-24
居住地:
投稿: 268
Re: ゾイドジェネシス第36話「ほころび」
 冒頭。「ディグ奇襲ニ成功セリ」の噂が各地に広まって・・・広めてます。ただでさえ、前回ザイりんさんに届いた情報からして過剰な物になっていたのですから、こういった噂がさらに拡大するのは、当然です。ア・ラン名役者。それにしてもヤクゥさん、あの別れからちょくちょく出すぎ・・・。
 で、その噂につられて出てきたモルガのおっさん達ですが・・・・。おいおい、まずあんた達が「勝てる何か」を見極められる目を持ちなさいよ・・・。ザイりんさんはすぐに関心を失って先を急ぐようで、全滅は免れたっぽいです。原型を残している物にパイロットが残っていそう。エレファンダ−遊撃隊の例もあるし、今の「ルージ君命」ザイりんさんだと残存勢力の事も「ほおって置け」とか言いそう。いきなり前回の成果が裏目に出たような展開。上手いです。


 少し前からあちこちからネタバレでダ・ジンの反乱の話を聞いていましたが、意外にも言い出しっぺは彼ではなかった。いきなりニコニコしながらガラガに気遣わない行動や討伐軍結成の際には非戦闘員や闘う意志の無い者まで戦わせる気でいたし。彼にとってはあくまで「キダ藩」の事だけで、ディガルド戦災で逃れて来た者達には「受け入れてやったんだから服従せよ」と思っていたのでしょう。これはガラガが「嘆きの山」で言っていた事と同じ。今回の苦悩も結局そういった事に思いを馳せる訳ではなく、「主に背く」と言う一点での物でしたし。ミィを呼ぶ際に伝令に言付けた「命令」と言う単語も、彼の意識の現われに思えます。
 散々苦悩していましたが、先に結論を出していたのはロン。さすがと言うか、ドライと言うか、彼もまた行商人を営みながら、こういった修羅場を散々見てきたのでしょう。しかし、ラ・カンのおじ様もルージ君も、そんなにドライになれればもっと苦労は少なかった。


 待たされんぼの討伐軍の面々。視聴者からしてみれば、「旧キダ藩派」と「討伐軍派」が別れてていたとは驚きでしょう。しかし、それで一番驚いているのは討伐軍の面々。可哀想にティ・ゼのおじ様もいきなりロンの思わぬ選択肢に俯き動揺。ズーリに腰を据えて帰りを待つ役目を持つダ・ジンのじーさまと違い、彼は自分の部隊の統率に専念できる訳ですから。
 それにしても今回は、キャラクターの個性が解る楽しい演出がちらほら。ダンブルばあさんを中心とした掛け合い。ガラガの空回りしまくりのボケ(ダンブルばあさんより先にボケてるよ・・・)。師匠の「「罵迦奴・・・」からさらにコトナさんの「馬鹿ね・・・」のモノローグでのコンビネーション。一方、未だ決意を出せぬダ・ジンの雲隠れに、何だかんだ言いながら誤魔化されるミィたん。お風呂で陥落する辺り、ガサツだ何だと言われてもやっぱり女の子ですねぇ。しかし、頭のそれに合わせたようなドレスのデザイン。ルージに出した料理の椀の時といい、この紋様、キダ藩の家紋と言う噂も信じてしまえます・・・。流れるホンワカ雰囲気を締めるラ・カンの思慮。しかし、身内の事ゆえ、冷静さを失った所に師匠の言葉少なげな忠告。そして全てはルージ君に集約されていく。
 ロンは「気持ちのズレはどうしようもない」と言う。実際、そうである事の方がほとんどでしょう。それをどうにか出来るのも、ルージ君の素質でしょう。これからもそういった物を大事にしていけば、彼の「徳」はより伸びていくでしょう。
 非常に見事な演出です。ここに本来の(「ZOIDS」としてはともかく)ジェネシスの魅力が集約されている気すらします。特にダンブルばあさん。本当にいいキャラです。


 交渉の為、毎度の如くレインボージャークでのコンビ。ここでの何気無いルージ君の台詞。これからの戦いで、如何に航空戦力が重要なウエイトを占めるかの伏線になっているかのようで、見事です。
 ミィたん大暴れのとばっちりで、巻き添えを食うルージ君。乙女のビンタは避(よ)けられる様になりましたが、アレは流石に避けられまい・・・。それにしても・・・ルージ君にもミィたんのドレスが似合う事が判明・・・。
 ミィと共にダ・ジンに直談判。体育会系のダ・ジンは決闘で決着をつけようと言い出しますが、ルージがゾイド戦を提案したのは、相手を殺さずに決着出来る可能性をそちらに見出したからでしょうか。師匠に教えを受け、体術もそれなりとは思いますが、ゾイド戦に比べて実戦不足。手加減どころではないと判断したのかもしれません。・・・勝ち目が無いから、とも穿って見れますが。また、考えようによってはゾイドの事は気遣ってくれていないようにも見えます。これもある意味ジェネシスらしい・・。


 ダ・ジンが実際にゾイド戦でどんな闘い方をするか。これが中々の手練。はっきり言ってミィ以上に見えます。ガボールさんとの戦い同様、どうしてもこの戦いに「通す筋」を見出せず本気を出せないルージ。勝利してキダ藩再興を望む者達のそれを叶えようとする一方、どこか倒されたがっている様にも思えるダ・ジン。殿の帰還で望みが叶うと思っていた一方、ルージとの邂逅とその戦う姿勢に、本当は既にキダ藩だけを再興しても、繰り返しである事は解っていたのでしょう。しかし、いままで望んで止まなかったその想いが、それを納得させなかった。色々狭量な人ですが、筋は通す人であるが故、「決闘による決着」と言う形ある物を望んだように思えます。そしてそれは、自分を頼る者達に最も納得させると信じて。
 占領こそされていませんがルージのミロード村は襲撃され、明日をも知れぬ不安な日々を強いられています。そして、同じ様に苦しむ人達を、旅を通して見てきたルージ。そういう意味では、ダ・ジンよりも世界の現状を良く知っています。これは「離散」でロンに彼自身がまぜっかえされ、言われた事です。その上で出した「今の世の現状を変える」と言う途方もない結論。そんなルージ君だからこそ、ダ・ジンに言えるのでしょう。


 残念なのが今回のムゲンライガーへのエヴォルトの必然性が無い事。反撃にためらうが故、防御に優れたこの形態にと言うのならば、ブレードではなくその装甲で防ぐ描写を強調すべきだし、ダ・ジンの自殺の演出のためのブレードの使い方も、余りに不自然。スラスターランス(ちなみに、「ゾイド・フルメタルクラッシュ」でミィたんを選び、スラスタ−ランスを使うと専用ボイスが聴けます♪)を受けて絡めとったのは見事ですが。何より、商品展開のためとは言えあっさりエヴォルトしすぎ。ハヤテライガーを使いこなすまでのワクワクまで、裏切られた気分です。
 戦いを納めるレ・ミィの一喝。ミィたん姫様スタイル再登場(暗い所だと「くノ一」の様だ・・・)。やんちゃ振りを見せた後にこの効果は絶大。こやまさん、どうせならムテキ団でもう少し大人っぽいキャラで、こっちの声で演じさせてもらえば良かったのに・・・。


 雨降って地、固まる。「反乱ではなく儀式」と、ロンに応えるルージ君。ロン先生、ここでも彼を試していますね。


 ・・・・・・ソウタ君ふっか〜つ。個人的には全くOK。


 イナゴモドキッて言うのがいるんですか・・・。そういや、バッタ型ってアタックゾイドを除くと居なかったな・・・。実際は、ミクロラプトル型のアレでしょうが。

 今日は最初期に戻ったかのような作画の良さ。次週も良さそうですが、幼年キャラが映らなかった上に映った二人も動いていなかったので、荒れそうな予感・・・。



 ロン先生のゾイド講座。ムラサメとの対比でサイズが明らかに。なんか、タイミング的に次回出るのか?とも思ってしまいますが、ラプター・グイの例があるからなぁ・・・。
 今回、前回同じネタに乗り遅れたミィたん。その怒りを先生に。ロン先生の悲鳴。やっぱりこれを聴くと落ち着きます(オイ!
キリト
投稿日時: 2005-12-11 23:28
Just can't stay away
登録日: 2005-5-8
居住地:
投稿: 91
Re: ゾイドジェネシス第36話「ほころび」
換装・・・なぜ変換一発目がこれかな? 感想です。

ほころび。
なんだ。反乱の首謀者はダ・ジンということになっているけど引っ張り出したのはランスタッグ隊だったのか。それにしても、こういうエピソードは好きです。首謀者にされる側が乗り気でなくて、部下からの突き上げに仕方なく立つというのは。部下の面々も軽率かつ愚かだけどギダ藩再興を念頭に置いているのは分かる話で。
まあ、ルージの指摘したとおりなんですが。そもそもディガルドがまだ公国であった時代に真っ先に侵略を受けたということはギダがディガルドにかなり近い位置にあるという訳で、ディガルドの現政権を軍事力ごと葬らねばギダ藩の再興なんて無理な話。
ダ・ジン・・・あんたええ家老や・・・。

ミィさま。個人的には飯に釣られると思ったら風呂に釣られて、あげくに全部に釣られました。後のダ・ジンを叱りつけた姿とのギャップが激しいです。釣られたときは『皆待ってるぞ』とむかついたのですが、後半の姿はなんともまあ見事でした。

ロン。『反乱の首謀者には』『ズーリに見切りを』。ズーリを見切るのは少々早いと思えるが、当然と言えば当然。ハックやガポールといった面々はディガルドからの開放戦争という名目の元に集っている訳で、ギダ藩再興の為に集まっているわけではないから、反ディガルド運動が下火になりかねない。それなら新しい拠点をさっさと定めて、そこで活動したほうがダメージも少なくて済むし、

ソウタ。あ、生きてた。こいつがミィにかわいがられるヤツになるわけか。君の新しいゾイドがワンコであることを願います。コマ犬じゃなくて槍犬ね。そろそろ天空人も表立ってくるだろうし・・・あ、デカルトが空いていた。あれには誰が乗るんだろ? サロメが乗ってくれると嬉しいが。

コトナとルージ・・・DVDで不足分を補給するか・・・今日は『このまま君にくっついてミロード村とか行っちゃおうかな』というシーンを再生するべきか・・・。

fuden
投稿日時: 2005-12-15 4:01
Not too shy to talk
登録日: 2005-6-5
居住地: モモタロウランドのある県
投稿: 35
Re: ゾイドジェネシス第36話「ほころび」
感想です。
冒頭、噂を広めるア・ラン達。
相変わらずジェネシスは情報というものを大事にしていますね(現実でもそうですけが)。
ところで、ルージ君たちがまだ帰ってないところを見ると、ア・ランたちはどうやって奇襲成功の情報を知ったのでしょう?
もしかして、ヤクゥさんから?まさかロンからあの通信機で聞いたのでしょうか…

哀れモルガ。
世の中そう甘くはないというか、勢いだけで勝てないというか(この辺霧の谷の失敗もありますし)、
ふでやす脚本は、この辺のバランス感覚が絶妙ですよね。
モルガ隊、遠距離戦装備のうえ、敵より高いところにいて、谷を行進している相手に突撃するのは…
これで生きていたら、ザイリンに相手にされなかった事とモルガの装甲に感謝しなくてはなりませんね。
ところでこのシーン、モルガの後ろ足の動きがラブリーでした(笑)。

ルージ君たちの帰還。
今回の作画は良いです。ダ・ジンのアップやら、ミィ様関連のシーンは力はいっていました。
が、その分ルージ君の顔が…
ルージ君の顔は、ジェネシスの顔なのでその辺もうちょっと頑張って欲しかったです。
地下に集められる討伐軍たち。
上で何が起こっているのか分からないため、皆が混乱気味になっています。
ちなみに、セイジュウロウとコトナさんが「莫迦め」、「馬鹿ね」と言う時の二人の口元が面白いです。
作画が悪くない時のパートなのでわざとでしょうね。
ところでこういう場合は、上の状況を知るために偵察を出したほうがよろしいと思うのですが、
それにもっとも適しているはずのコトナさんが行かせないのは何故?
忍者能力はまだみんなには秘密なのでしょうか…
スタッフさん、お願いですから彼女の周りの情報規制を解いてください…

ミィ様劇場。
後半のお姫様モードのこまきさんの演技が良いと言われていますが、
こっちの方のコミカルな演技も良いと思います。
ちなみにジェネシスの世界って「洋服」なるものがあったのですね…
まぁ、ミィ様の基本服が洋服っぽいので…意外とおしゃれ好き?
ところでミィ様、お風呂に入る時にはコトナさんも誘ってくださいな…あぁ、コトナさんの入浴シーンが…(涙)
ルージ君登場。
さりげなくズーリの弱点という伏線が張られているのが良いですね。
しかし、ルージ君には服を脱いで下着姿のミィ様が見えないまま、気絶させられる流れが見事というか(笑)。

ダ・ジンとルージ。
確かに藩主とその後継者自らディガルトの首都を攻めるなんて、ズーリ再興が大事な部下の者達は心配でしょう。
いくらリーオ製の武器装備の機体とはいえ、死んだら再興も何もないですから。
剣にうつるダ・ジンの顔、えらく気合のはいった作画でした。
しかし、決闘の勝敗で物事を決めるとは…何か三国志の世界みたいで私は好きです。
ダ・ジン、何だかんだありましたが、大事な決闘の相手をルージ君にする辺り、
ダ・ジン自身、ルージ君のことを認めているのでしょうね。
部下の不満への配慮、殿への忠義、そのために自分の命でけじめをつける、その覚悟ある優秀な部下です。
この辺、前回の部下任せで何もできなかったダッタさんとの対比でしょうか?
ちなみにダ・ジンさん、ギダ藩家老にして、ズーリの領主だったのですね…(初登場の時に言ってましたか)。
ところで、ジェネシスは何かあるごとに登場人物の戦う理由を再確認しています。
そのキャラの心情の変化や、置かれている状況を説明するためでしょうけど、
こういう登場人物へのきめ細かいフォローがジェネシスの良いところですよね。

ダ・ジンとの対決。
ランスタッグの能力をフルに使って戦うダ・ジンさん、流石はズーリを守ってきただけの事はあります。
ムゲンライガーにエヴォルトしたのはムラサメブレイカーで槍を折るためでしょうか?
それでも折れない一般型ランスタッグの槍はリーオ製?
でも、それならディグ奇襲のメンバーに選ばれないのは変ですし(殿自身が行くより良いわけですから)。
そこのところどうなのでしょうね。
プリンセス ミィ様登場。
22話「誓い」の服装で仲裁に入ります。
こまきさんの演技が見事です。特に声を普段の調子に戻すところが良いです。
作画が、前回はちょっと大人びて見えましたが、今回はちょっと子供っぽく見えます。
どちらにしでもかわいいので無問題ですけどね。
やっぱりミィ様、作画描く人に愛されています。(うらやましい。あぁ、コトナさん…)

そしてオチ。
ルージ君の一言が上手くオチを付けてくれます。
確かに、現実でも組織が大きくなればこのような問題は起きますしね。
一度はお互いの気持ちをぶつけ合う事も必要なわけです。
ルージ君達も、ズーリの人達が自分たちと同じ目的でいると思っていた部分もありましたから。
その辺前半のロンの「見切りを付ける」発言はその辺の事を考慮していたかも知れません。
ソウタ復活。
捕虜になっているわけでもないようです。どうやって助かったのでしょう(次回に期待?)。
一流のゾイド乗りは感覚がするどいのか、すばやく空の異変に気付くセイジュウロウとダンブルさん。
一瞬、ソウタのことを感知したかと思いましたよ…
師匠さん、同じ銀髪、同じく和名なので余計にビックリしますよ(笑)。

次回、および今後の展開。
ゾイドでカップリングのことを書くのもナンですが書きます。
今回でミィ様、いよいよお姫様から抜け出すことができなくなりました。
ルージ君は将来、国許に帰って教師をするつもりですから、このままだとやばいですよ?
ルージ君のこの思いは、このアニメのテーマに沿っていると思うのでおいそれと変えられないですし。
その上、カトーンの人達はルージ君がそれだからこそ力を貸しているわけですから。
しかも、噂に聞くと今後、ソウタに好かれる?らしいのですが…
でも、レミコトコンサートでの伊藤さんの発言(コトルー派にはきついな…)聞くと…ねぇ?
とりあえず、今は沈黙を守っているコトナさんがどう動くのかがキーですね…
ところで次回から本格的にバイオラプターグイが参戦ですけど、今のままだとまともに相手できるのはコトナさんだけですよ。
はやくザバットを参入させないと大変な事になりそう…
それにソラノヒトとディガルトで何か起こりそうですしね。
期待と不安感じつつ次回を待っています。
不眠猫
投稿日時: 2005-12-16 0:32
Not too shy to talk
登録日: 2005-6-22
居住地:
投稿: 39
Re: ゾイドジェネシス第36話「ほころび」
36話…ほころび
雪が降りしきるディガルドの首都ディグから離れた街で一つの噂が持ち上がっていました。
其れはディグが討伐軍の奇襲を受けて炎上し、ディガルド軍がダメージを受けたと言うことでした。
噂の出所は商人…に扮したティ・ゼの副官ア・ランでした。彼らはヤクゥ達の協力を得て商人に変装し、
街々を巡っては討伐軍の噂をばらまいていたのでした。
人の口に戸は建てがたし、「此処だけの話ですが…」なんて言われてもお酒でも飲めばついつい口が軽くなるモノです。
噂には尾鰭背鰭に腹鰭までついてあっという間に街中に広がっていくことでしょう。
此をいくつもの街で繰り返せば…今まで様子見をしていた各地の武装勢力の耳にも入り彼らを動かす力になるのではないでしょうか。
かくして、以前ラ・カンに協力をすることを拒んだモルガキャノリー隊の隊長も討伐軍に加わるべく山道を急いでいました。
途中眼下に見つけたディガルド部隊にラ・カンへの手みやげとばかりに襲いかかります。
が、しかしその部隊はディグへと急ぐヴォルケーノに乗るザイリン率いる部隊であったのが運の尽き。
哀れモルガ部隊はヴォルケーノの強力なヘルファイアの一撃で一機残らず全滅…南無。
しかもジーンへの手みやげにも成らないって言われちゃいました…彼我の戦力差の開きは大きいようです。

ズーリではダ・ジンが何やら苦悩の表情を浮かべていました。彼は部下から陳情を受けていました。
彼らはラ・カンが心変わりしてしまっていたのではないかという不安をダ・ジンにぶつけていたのでした。
ダ・ジンの表情は暗く、ミィ達が明日ズーリに帰還するという報告を受けても晴れることはありませんでした。
翌日の朝、ディグ奇襲という離れ業見事成し遂げたルージ達7人+ティゼが帰ってきました。
彼らはそれぞれ旅の疲れを口にしながら本拠地であるズーリで休息することを楽しみにしているようでした。
ダ・ジンは遂にある決断を下します。
ズーリに帰ってきたルージ達が見たモノはズーリへのエレベーターの前に集まっている討伐軍の同士達の姿でした。
彼らは何故かダ・ジンに呼び出され、此処に集まっていたのでした。
ルージ達はダンブルからおおよその話を聞き、当惑します。
ダンブルは冗談めかして、ダ・ジンも年を取ったから呼び出したのを忘れたんじゃないかと言います。
それを真に受けたガラガが大声で何度かダ・ジンを呼びますがもちろん返事はありません。
そしてミィがダ・ジンと呼びかけてみるとエレベーターが従者を乗せて下りてきます。
彼はミィとランスタッグをダ・ジンが呼んでいると言い、ミィはラ・カンの了承を得てダ・ジンの
真意を確かめてくると意気揚々とエレベーターで上がっていきます。
それを心配そうに見つめるルージ
…おやおやなんだかそこはかとなくラブ臭が…(笑)

従者が案内した部屋にダ・ジンはおらずいぶかしむミィ。「おじさまどこ〜バンバン」とやるミィが妙に可愛かったりしますが、
ダ・ジンはミィに合わせる顔がないと苦しそうな表情で従者にミィを丁重に持てなすように命じると、部下との話し合いに赴きます。
はじめはダ・ジン探しに一生懸命だったミィもお風呂の誘惑には勝てず、そのままなし崩し的に
新しいお洋服とおいしい食事に丸め込まれていってしまいます(笑)

そのころ帰ってこないミィにルージは事の重大さに気づいてきた様です。
ガラガはダ・ジンが反乱でも起こしたんじゃないかと軽口を叩き、ティ・ゼは即座に否定しようとしますが、
ダンブルはそれは冗談では済まないのかも知れないとラ・カンがないの思っている事を見抜きます。
元キダ藩士であるティ・ゼはズーリが今でこそ反ディガルドの拠点になっているが
元々はキダ藩再興の足がかりとなる拠点として作られたことを知っていました。
ズーリ城内でダ・ジンに強く詰め寄っていたのは元キダ藩出身の人間達でした。
彼らはラ・カンの考えがキダ藩再興からずれていることを感じ、危機感を覚えていたのです。
彼らはラ・カンやダ・ジンと共にこの地に流れ着き、ラ・カンとミィが諸国放浪へ旅立った後、一日千秋の思いで
ラ・カン帰還とキダ藩再興を夢見てズーリの地に堅固な要塞を築いたのでした。
彼らの悲願はキダ藩再興であり、ディガルド討伐は二の次でしかありませんでした。
キダ藩の人間…彼らの家族親類をディガルド支配の軛から救い出すことが至上命題だったのです。
ダ・ジンは其れは「ラ・カンやミィに対する裏切り行為になるのではないか?」と口にしますが
彼らは聞く耳を持たず「殿は判ってくれる」の一点張りです。
下では現実主義者のロンが此処で問題を長引かせるとまた討伐軍がバラバラに成りかねず、
これから集まってくる反ディガルドの同士達に悪影響を与えないためにもズーリに見切りを付けるべきだと論を述べます。
それに対し「此まで一緒に戦ってきた仲間じゃないか」ティ・ゼは反対しますが、
ロンは気持ちのズレはどうしようもないときわめて冷静に意見を述べます。
そして逆にティ・ゼはロンに「元キダ藩士の人間としてどうするのか?」と問われます。
ソレを聞いていたラ・カンはロンの言うことはもっともだが自分はダ・ジンやキダの民を信じたいと言い、自分で直接話をしに行こうとします。
しかし、セイジュウロウに制され、自分が行って意見を述べたら、それは彼らに対する命令となってしまい
根本的な問題解決には成らないと気づかされます。
そこでラ・カンはルージを話し合いの使者に立てることにします…誤解を解くには弁よりも真摯な想いが有効だと信じたのでしょう。
それにルージは嘗てミロード村の再興よりディガルド討伐が先であると自分で結論を出した人間であるわけですしね。

一度外に出たルージはレインボージャークに釣り下げられ易々とズーリへの侵入を果たします。
ソラからの攻撃にまるで無防備であることに改めて気づくルージ…これが後に重大な意味を持ってきそうです。
ルージはムラサメから降りるとズーリ城内に忍び込みます。
そこで見たモノは……従者の上に跨り乱暴狼藉を働くミィの姿でした!!(笑)
ミィはようやく自分が誤魔化されることに気づき従者を問いつめているところでした。
ルージはミィに食後の運動の肘撃ちを喰らいながらもダ・ジンに合わせてくれるよう従者に頼み込みます。
月を見上げながらラ・カンを裏切ることも出来ず、さりとて長年苦労を共にしてきたキダの臣下達の想いも痛いほど良くわかり、板挟みになるダ・ジン。
そんな彼の元にミィとそしてルージが姿を見せました。
ルージの姿を見て、ラ・カンがルージを寄越した事を理解しある決断をするダ・ジン。
それはルージとの決闘を行うことでした。
動揺するルージは「仲間じゃないですか!」と言いますが「今は違う!」とキッパリと言い切るダ・ジン。
彼らは既にズーリの民の意志と討伐軍の意志の代表になっていました。
一対一で戦い勝った方が負けた方を従える…それがダ・ジンの出した条件でした。
尚も躊躇するルージに戦わぬならばさっさとズーリから立ち去れと厳しい言葉を投げかけるダ・ジン。
ダ・ジンの翻意が不可能であると理解したルージは剣ではなくゾイドでの戦いを希望しダ・ジンは其れを受け入れます。

かくしてズーリ城下にてルージのムラサメライガー対ダ・ジンのランスタッグのゾイドバトルが始まります。
始めに言います…正直ランスタッグ舐めてましたごめんなさい!!
強い強い。スラスターランスとローリングスパイクシールド、後ろ脚による強力な蹴りやランスを支点に使ったハイジャンプなどを駆使しムラサメライガーと互角の戦いを見せてくれます。
猫科特有の柔らかい3Dの動きとかなり自由度の高い可動範囲を誇る大刀を持つムラサメライガー相手に
基本的にチャージによる直進運動攻撃しか使えないランスでよくぞ此処までと言ったダ・ジンの戦いぶりだと思います。
無論どこかに遠慮のあるルージに対しダ・ジンは容赦なく攻撃を仕掛けている、と言うこともあるのでしょうが…
ダ・ジンは命をかけてこの戦いに望んでいました。彼は自分が敗れればズーリはまたラ・カンの元に一つになれると信じていました。
それがダ・ジンのだした結論であり、彼の望みでもあったのです。
ディガルド討伐の為にミロード村のジェネレーターの修理を後回しにしたルージには恐らく理解できないでしょう。
いくら頭が良く洞察力が優れているといっても若干13歳の少年。大人達が背負う柵や執着、
理屈や正論では納得できない感情や葛藤を判れと言ってもどだい無理な話。
だからこそルージの真摯な邪念無い想いが色んな人間達を動かしてこれたのでしょう。
ダ・ジンもラ・カンと同じようにそれに動かされたかったでしょう。
しかしズーリの領主として、キダ藩の家老としての立場が歩かれには其れが出来なかったのですしょうね。
だから不満分子の前で戦って見せ、ルージがキダ藩再興の事を決して忘れているわけではなく、
ディガルドと戦うことが遠回りになってもキダ藩再興へと繋がる道であるという想いを聞きたかったのでしょう。
そして最後の仕上げはこの部下が起こした反乱の責任を首謀者として長である自分が全て被り、臣下に累が及ばないようにする事だったのでしょう。
ダ・ジンはルージにとどめを刺せと命じますが、ルージが其れを出来ないことを知ると自らエヴォルトしたムゲンライガーの切っ先に
自分のランスタッグのコクピットを貫かせようとします。
必死に止めようとするルージですがランスで巧みに刀を固定させられ動きが取れない。
あわや…と言うことろでダ・ジンを止めたのはランスタッグに騎乗したミィでした。
彼女もいつの間にか正装に着替え姫ミィ様にエヴォルトしていました(笑)
ダ・ジンをよく知る彼女は忠義に厚い彼を止めるにはやはりキダ藩の姫レ・ミィでなければならないと考えたのでしょう。
それでも自分は死ななければならないと言うダ・ジンにミィは気持ちは伝わっているわと優しく諭します。
うつむくキダ藩の家臣達…彼らもダ・ジンの覚悟とルージの決意を聞き、自分たちの狭量さに恥じていることでしょう。

夜が明けて、ラ・カンは自らのあいまいさが家臣を動揺させていたことを謝罪します。
ラ・カンもこれでキダ藩の藩主の座から逃げられなくなりましたね。
彼はディガルドに戦わずしてキダ藩を明け渡した自分にキダ藩の藩主の資格は無いとずっと思っていたのだと思います。
しかし自分を必要としている人たちの本当の思いを目の当たりにして、ようやく藩主の返り咲きキダ藩を復興するという重責を担う覚悟を決めたようです。
喜ぶキダ藩士たちを横目にルージに反乱の首謀者に何らかの処罰を与えるべきではないかと言うロン。
彼は何時だって誰もが口に出して言葉にすることを嫌がる事を率先して言うことによって意識して憎まれ役を引き受けているのではないでしょうか?
それは彼なりの優しさなのでしょうか?それともルージの教育のため?
そんなロンに対し反乱など起こっていないと言うルージ。
これは皆が一つに纏まるための儀式だったのだというルージにウインクを返すロン。
おそらく彼が望んだ満点の答えだったのでしょう。
そんな彼らのいるところの直ぐ下をなんと死んだと思われたソウタが歩いていきます。
ぼろぼろの筵を身にまとい、なにやらうつろな表情です…ひょっとして記憶を無くしている?
しかし彼が再登場したことよりも遙かに重大なことが起ころうとしていました。
何処からともなく不気味に響く轟音。
空の彼方に出現したイナゴの大群のような影…それは……次回に続きます!!

今回のロン先生のゾイド講座は再びギルドラゴン…そのお腹の当たりにあるハッチにはムラサメライガーの姿も。
それと対比すると…ギルドラゴンはめちゃめちゃデカイですよ!!
確かにあの大きさの爪でストライククローを喰らえばどんなゾイドだって一撃で木っ端微塵でしょうね…(汗)
そしてこんどはミィ様のドラゴン攻撃を喰らうロン先生…また死亡確認!

次回襲来…なんだかズーリがえらいことになってますよ!!
Samson
投稿日時: 2005-12-18 13:02
Not too shy to talk
登録日: 2005-7-17
居住地: 東京都江東区
投稿: 36
Re: ゾイドジェネシス第36話「ほころび」
 つまりのところ、ダ・ジンって人は、鈴木建設でいうところの中森さん的ポジションなのかな?と思っていました(少なくとも佐々木さんではない)。
 あ、鈴木建設ってのは、「釣りバカ日誌」の浜ちゃんが勤めている会社ね(知らない人、ゴメンなさい)。
 で、中森さんっていう御仁は、鈴木建設の役員連の中でもかなり異質な人。
 権謀術数に長けているというか、かなり陰湿なおっさんである。最近は、佐々木さんもこれに近いけど、あの人は今や単にダメ人間だし(おい)。
 総会屋を自力でおっぱらっちゃうほどの鈴さんが、どうして中森さんを重用しているのかが、未だに謎。っていうか、ある意味、会社創生期からコーポレートガバナンスにおける汚い部分を相当担っていたんだろうな。本当に根性悪いけど(笑)。あの作品で、徹頭徹尾ヒールやっているの、あの人くらいじゃないか?
 話がそれました。
 で、ダ・ジンもキダ藩においては、ラ・カン公の目の届かない部分で、色々と取り仕切っていたんだろうなぁ、という想像をしてしまったわけ。
 だからこそ、、「殿が誤った方向に舵を取っている」と思えば、ダ・ジンを立てて、一種のクーデターを画策したりしてしまうのでしょう。
 ダ・ジンも家臣であると同時に、ズーリの領主でもあるわけですから、ズーリ自体の平安を考えれば、討伐軍の拠点にされていることのリスクについても考慮してしまうのは当然のこと。
 キダ藩の家臣にとっても、やはりどうしても藩の再興に心が傾いてしまうわけで、もっと云えば、よそ者のルージ君が中心になって物事が動き始めていることに対して、許せないまではいかなくとも、不安にはなることでしょう。
 しかし、ダ・ジン、ゾイド乗りとしても実に優秀ですね。
 ランスタッグのスペックをこれ以上ないくらいに引き出した戦い方をしていました。
 この辺はミィ様も参考にしないとネ……。

 自分がルージを倒すのが最善、さもなくば潔く散るのが次善であるが、これでズーリをまとめることが出来れば――。

 もはや死を覚悟していたダ・ジンと対峙して、非情になり切れないルージ君は脅威に感じたことでしょう。
 コトナ姉さん的に表現すれば、「それがルージのチャーミングなところ」なんですけどね。

 その一方でキダ藩の文化や、そこに暮らす人々の気質が僅かながら垣間見えて、ちょっと嬉しかったですね。
 元々豊かな地方だったこともあって、色々な文化を持った人々の往来もあって、「和」をベースとしたところに様々なものが交わって形成されてきたのでしょう。
 料理に関しては、基本的に焼き物主体なのでしょうか?
 だから、ラ・カン公もミィ様の丸焼き料理に何とか耐えられたのかなあ、と。
 まあ、普通の我々の感覚でいえば、丸焼きってメチャメチャご馳走なわけですけど、ね。
 そして、人々は比較的直言居士気質みたいですね。
 「しっかり誤魔化されていたじゃないですかー!」
 と、ダ・ジンの居所を問い詰めるミィ様に懸命に反抗する家臣の姿が、何とも……(笑)。
 それはともかく、だからこそ、キダ藩がディガルドに壊滅的な打撃を受けても、なおも堅牢なる都市・ズーリを建設できたのかも知れません。
 とにかく、二人が争っているところへ入り込んで、ミィ様の立嶋並み(微妙に古い?)に強烈なヒジ打ちを被弾してしまったルージ君はご愁傷様。

 結構、女装似合いそうだね、ルージ君。まさか、また伏線?!
 
 まあ、ミィ様もまだ12歳の少女ですから、食事、洋服、風呂と次から次へと誘惑されたら、あっさりと誤魔化されてしまうでしょ、そりゃ(笑)。
 キャラクター単体の魅力からすれば、主人公であるはずのルージ君を完全に食っているんじゃないですか?!

 そして、そのミィ様が、正装に着替えて、自決の意志を固めたダ・ジンと、懸命に止めるルージ君の間に割って入ります。
 物語が始まって以降、主にルージ君にのみ発動されていた(?)、「姫」の持てる権力を初めて行使した瞬間でもありました。
 本来の過激な性格が、気品に満ちた表情や仕草、そして優しさのオブラートに包まれ、遥か年上のダ・ジンを諭す姿は、まさに高い地位を継ぐものにふさわしい凛々しいものでした。
 数年して成長した姿が本当に楽しみです。
 かといって、シュートボクセ・アカデミーのような躊躇の無いバイオレンスぶりがミィ様の魅力だしなぁ(笑)。
 その落差も面白いといえば面白いでしょう。
 ゾイド講座などのミィ様を見ていると、「暴力装置としてのヒロイン」という言葉が、ピッタリと当てはまりますね(苦笑)。

 そして、ラ・カン公は、藩主としての自分の行動の浅慮さや「ブレ」が、ズーリの人々に動揺を与え、そして討伐軍とズーリの人々の間にあった溝を広げていたことについて、頭を下げ、謝罪し、決意を新たにするわけですけど、やはり、こういった組織の空中分解っていうのは、コミュニケーション不足が原因だったりするのですよ。
 じゃコミュニケーションを取ろうと思っても、その方法論についても色々と議論を呼ぶことになってしまい、本当に難しいわけですけど、それこそ「逃げちゃダメ」なんですね、きっと。
 じゃ、こういうことを書いている自分が出来ているのか、というと、果たして、どこまで出来ているのか?
 やっぱ、なかなかねえ……人間、えこひいきだってするしねえ……。
 こういった部分を熟知しているのが、ロンであったりするわけですね。  あ、単純バカのガラガも、ああ見えて少しは理解しているかも知れませんね。

 とにもかくにもルージ君には、苦悩の種は尽きないなあ。彼には悲恋の匂いもしているし……。
 それを感じさせないのが、ルージ君の凄さなんでしょうね。

 ルージ・ファミロンを信じよ!

 といったところでしょうか?

 ところで、さっきから後ろから妙に殺気が……。
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